敬い

UD 2.4: Esteem

“Gāme araññe sukhadukkhaphuṭṭho,

📖 現代語訳

このように私は聞きました。あるとき、ブッダはサーヴァッティーのジェータ林にある、アナータピンディカの園に滞在しておられました。

そのころ、ブッダは人々から敬われ、尊ばれ、崇められ、大切にされていました。そして衣服、食べ物、住まい、病気のときの薬や必需品を受けておられました。修行者の集いもまた、同じように人々から敬われ、尊ばれ、崇められ、大切にされ、衣服、食べ物、住まい、病気のときの薬や必需品を受けていました。

けれども、他の教えに従う遊行者たちは、敬われることも、尊ばれることも、崇められることも、大切にされることもありませんでした。衣服、食べ物、住まい、病気のときの薬や必需品を受けることもありませんでした。

そこで、他の教えに従う遊行者たちは、修行者の集いが敬われていることに耐えられず、村でも野でも、修行者たちを罵り、攻撃し、嫌がらせをし、困らせるようになりました。

そこで何人かの修行者たちがブッダのもとを訪ね、礼をして、傍らに座り、この出来事をお伝えしました。

ブッダはこのことをよく理解され、そのとき、心からこの言葉を口にされました。

「村にいても野にいても
楽しみや苦しみに出会ったなら
それを自分のこととも
よそのこととも見なさないことです

心がとらわれているからこそ
触れるものに揺さぶられるのです
とらわれのない人を
いったい何が揺さぶることができるでしょうか」