マハーカッサパとともに

UD 1.6: With Mahākassapa

“Anaññaposimaññātaṁ,

📖 現代語訳

このように私は聞きました。あるとき、ブッダはラージャガハの竹林、リスたちの餌場に滞在しておられました。さて、そのころマハーカッサパ長老はピッパリ洞窟に滞在していましたが、病にかかり、苦しみ、重い病状でした。やがて時が経ち、彼はその病から回復しました。彼はこう思いました。「ラージャガハへ出かけて、食べ物をいただいて回ろう」と。

そのとき、五百もの神々がマハーカッサパに食べ物を差し上げる機会を待ち望んで、準備を整えていました。しかしマハーカッサパはその神々の申し出を断りました。朝になると、彼は衣をまとい、鉢と衣を手に取り、食べ物をいただくためにラージャガハへ入りました。彼は貧しい人々の通り、困窮した人々の通り、機織り職人たちの通りへと向かいました。

ブッダは、彼が貧しい人々の通り、困窮した人々の通り、機織り職人たちの通りで食べ物をいただいて歩いているのをご覧になりました。そこでブッダは、このことを深く理解され、そのときこの心からの思いを述べられました。

「誰にも依存せず、誰のためでもなく、
自らを調え、核心において揺るぎなく、
心の汚れは尽き、欠点は洗い流された——
この人こそ、私は真の聖者と呼びます」