目覚めの時に(その二)

UD 1.2: Upon Awakening (2nd)

“Yadā have pātubhavanti dhammā,

📖 現代語訳

私はこのように聞きました。

ある時のことです。ブッダが初めて目覚めを得られた頃、ウルヴェーラーの地、ネーランジャラー河のほとりにある目覚めの木のもとに滞在していらっしゃいました。

そこでブッダは七日間、足を組んで座ったまま身じろぎもせず、心が完全に自由になった喜びを味わっていらっしゃいました。七日が過ぎると、ブッダはその深い集中の状態から出られました。

夜の二番目の時間帯に、ブッダは、ものごとが条件によってつながり合って生じる道理を、逆の順序でていねいに観察されました。

「あるものが存在しなければ、別のものも生じない。あるものが止めば、それにつながるものも止む。すなわち――本当のことが見えていない状態が止めば、心の反応が止む。心の反応が止めば、意識が止む。意識が止めば、心と体のまとまりが止む。心と体のまとまりが止めば、六つの感覚の入り口が止む。六つの感覚の入り口が止めば、触れ合いが止む。触れ合いが止めば、感じることが止む。感じることが止めば、渇望が止む。渇望が止めば、しがみつくことが止む。しがみつくことが止めば、存在し続けることが止む。存在し続けることが止めば、新たに生まれることが止む。新たに生まれることが止めば、老い、死、悲しみ、嘆き、苦しみ、憂い、悩みが止む。このようにして、この苦しみのすべてが止むのです。」

そしてブッダは、このことを深く理解され、その時、心からこの言葉を述べられました。

「真剣に心を静めて観じる人の目に
ものごとの真実が明らかになるとき、
その人のすべての迷いは消え去る。
すべての条件が尽きるところを
知ったのだから。」